今、勢いのあるショート動画に特化したSNSである「TikTok」
TikTokを通して商品やサービスを広めたいとき、広告運用を利用したアプローチが効果的です。
しかし、
TikTok広告に興味があるけど、どうやって設定すれば良いか分からない
どのように設定をすればいいか分からない
といった方も多いのではないでしょうか?
本記事では上記のようなお悩みを解決するために、最初のアカウント設定の仕方から広告のセット方法まで解説するので、是非最後まで読んでみて下さい。
TikTok広告を始めるために必要な準備
まず初めに広告を運用するためにやっておくべきことについて説明します。
広告の目的、予算を決定する
TikTok広告の運用に関わらず、SNS広告運用をする際に考えておくべきことは、「広告を運用する目的」です。
なぜなら広告主(広告を出稿する人)の目的によって、広告の種類も異なってくるからです。
- 広告運用の主な目的は企業や商品の認知度向上
- サイトの流入数増加
- キャンペーン応募者の増加
- 購買数の増加
また広告の種類によって、予算も大きく異なりますので、あらかじめ1回の広告に出すことができる予算を決めておくといいでしょう。
クリエイティブを用意する
TikTokの広告出稿を行う上で外せないのがクリエイティブの準備です。
TikTokはショート動画に特化したSNSですので、写真や画像などの静止画よりも、動画の方が好ましいといえます。
ベンチマークをしながら、広告を運用する際にはどのようなクリエイティブが良いか検討しておくといいでしょう。
また TikTok広告は出稿に間に合わないなどの理由で広告の取り消しはできないので、余裕をもったスケジュール設定をして、クリエイティブを制作することが必要です。
①TikTok広告のアカウントを開設
それではTikTok広告は、どのように設定すれば良いのでしょうか?
順番に説明していきます。
アカウントを取得する
まずは TikTok 広告マネージャーアカウントを作成します。
その後TikTok For Business のサイトからメールアドレスまたは電話番号、任意のパスワードを入力したのち、[認証コードを送る]をクリックします。
入力したメールアドレスまたは電話番号に認証コードが届くので、その認証コードを入力し、利用規約にチェックをします。
そして[アカウントの登録]をクリックします。
これでアカウントの取得は完了です。
ビジネス情報を登録する(審査あり)
次に、ビジネスの情報を登録します。
住所や課税情報、地域やタイムゾーンは個人ではなく会社の情報を入力して設定します。
クレジットカードなどの情報は後から入力することも可能です。
ここまで情報を保存するとアカウント審査に入ります。
アカウント審査には約1営業日ほどかかるため、広告をいちはやく運用したいと考えている方はご注意ください。
②TikTok広告アカウントの初期設定を行う
続いて、広告を出稿するために必要な初期設定の方法について説明します。
広告の目標を設定する
広告を配信する目的にあわせて、目的を選択しましょう。
現時点では、TikTok広告で選択できる目的は7つあります。
- リーチ:より多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合
- トラフィック:ウェブサイトやアプリ特定のページに多くのユーザーを誘導
- アプリインストール
- 動画視聴数
- リード生成:ビジネスやブランドに対する見込み顧客の獲得
- コミュニティインタラクション:ページのフォロー数とプロフィール訪問数の増加
- コンバージョン:ウェブサイトやアプリ上でエンゲージメントの高いアクションを促進
イベント、オーディエンスを設定する
次にピクセル、イベント、オーディエンスの設定をします。
ピクセルの設定方法
キャンペーンや広告を作成する前に、広告の成果計測に必要なタグ設定をおこないます。
TikTok広告では成果計測のために「ピクセル」というタグを使用します。
- ピクセルは管理画面上部のメニューから、[アセット]をクリック>「イベント」をクリックします。
- そうするとイベントマネージャーというページが開きます。
- アプリ内の案件では左の〔アプリイベント〕、Webサイトの案件では右の[Webイベント]を選択します。
- 次に、ピクセル名を入力し実装方法を選びます。
- タグを直接埋める場合は左を、GoogleタグマネージャーやShopifyなどのツールにてピクセルコードを実装する場合は右を選択し、次に進みます。
- タグを直接埋める場合は左の[手動でピクセルコードを実装]を選択、GoogleタグマネージャーやShopifyなどのツールにてピクセルコードを実装する場合は右の[サードパーティーツールを使用してピクセルコードを実装]を選択します。
イベントの設定方法
ピクセル作成が完了したら、次はイベントの設定をします。
イベントは[標準モード]と[開発者モード]に分かれています。
この二つの違いについては、こちらで詳しく説明させていますので、運用にあるモードを選択して下さい。
モードを一度選択したら、その後の変更はできないので気をつけましょう。
- まずはイベントタイプのフォーマットを選択します。
- 商品購入を目的とした場合は[ECイベント]を、それ以外の目的の場合は[カスタムイベント]を選択します。
- 次にイベント名を選択します。目的に合ったイベント名を選択してください。
- 任意でイベント名をつけたい場合には、[詳細設定]>[イベントの別名]の項目にて入力します。
オーディエンスの設定方法
ピクセル、イベントともに設定出来たら、オーディエンスの設定に移ることができます
- 画面上部の[アセット]>[オーディエンス]>[オーディエンスの作成]を選択します。
- まずは[カスタムオーディエンス]の作成から始めます。
- ウェブサイトの訪問者のリストを作成する際は、「ウェブサイト閲覧者」を選ぶなど、目的に応じたものを選択しましょう。
キャンペーンを作成する
次にキャンペーンの設定をします。
最初にキャンペーンの目的を設定します。広告運用の目的にあわせて選択しましょう。
どう選んだらいいか分からないという方はTikTok公式からでているこちらをご覧ください。
キャンペーンの目的を設定したら、次にキャンペーン名を入力します。
予算は[無制限][日予算][通算予算]から選択できるので、その中から選択し希望予算を設定します。
③TikTok広告の配信設定を行う
ここまで広告運用に必要なアカウントの設定方法について説明してきました。
続いては、配信設定を行う際の方法を説明します。
広告セットを登録する
広告セットではプレースメントやターゲティング、配信スケジュールなどを設定します。
まずは広告セット名を入力します。
プロモーション目的では、TikTokピクセルと最適化イベントを選択します。
続いて、配信するプレースメントを選択します。
プレースメントは TikTok・BuzzVideo・Pangle の3つがあります。
- すべてに配信するには[自動プレースメント]を選択、配信先を選択したい場合には[手動プレースメント]から選択することが可能です。
- 商品やサービスに最適なプレースメントを選択するのがよいでしょう。
- [ブロックリスト(Pangle)]は、Pangle の配信対象から除外したいメディアプレースメントがある場合ブロックリストを作成して広告が表示されないような設定ができます。
- [ユーザーによるコメント]や[動画ダウンロード]は、デフォルトではオンになっているため、オフにしたい場合は設定を変更します。
- 次に、[クリエイティブタイプ]ではダイナミック広告の使用の有無を設定できます。
- ダイナミック広告とは複数の動画や画像、テキストを設定すると、自動的に広告クリエイティブを作成してくれる機能のことです。
- [配信対象]のでは、配信するターゲットの設定をします。
先ほど作成したオーディエンスを入れることができるだけでなく、除外設定もできます。
年齢や性別などのデモグラフィック情報、興味&行動ターゲティング、デバイス、配信対象の拡大の項目に分かれており、細かいターゲティングが可能です。
次に予算とスケジュールを設定します。
先ほどのキャンペーンで予算を設定した場合、再度予算の設定は不要です。
- 広告の配信期間が特に決まっておらず、継続して配信する場合は[スケジュールされた開始時間後に広告セットを継続的に配信します。]を選択します。
- その場合広告の配信期間が決まっている場合は「集計期間内で広告セットを配信します。」を選択して希望の時間を設定します。
- [入札と最適化]の項目では最適化の目標と入札タイプについて設定します。
- 目標成果達成上限を選択する場合は、目標とするCPAを入力します。
- 最小コストは設定した予算内で、最大のコンバージョンを得られるように配信されます。
これで広告セットの登録は完了です。
広告ビジュアルを作成する
最後に、広告ビジュアルを作成します。
- 広告名とIDの設定を入力します。
- IDでは連携したいアカウントIDを入力すると、そのアカウントの投稿を広告クリエイティブとして使用できます。(但し、審査に通る必要があります。)
- 次に広告フォーマットを選択し、広告クリエイティブとして使用するものに該当するものを選択します。
- 広告フォーマットを選択したら、広告クリエイティブをアップロードします。
- [誘導先ページ]で広告の遷移先URLを設定します。
- [誘導アクション]の項目では、設定した URL に遷移する際に表示されるボタンを設定できます。
- [ダイナミック]を選択すると、その広告の特徴に基づいて、最適なボタンが表示されます。
- 「標準]を選択すると、好みの文言が選択できます。
- 最後に[トラッキング]の項目では計測したいURLを貼り付けます。
以上で広告セットの作成は完了です。
このまま広告は審査に入るので審査に通り次第、広告出稿となります。
まとめ
本記事では、TikTok広告の出し方と設定方法について解説しました。
TikTok広告は、他のSNS広告と同様、初めに広告運用の目的や予算を設定することがとても重要です。
TikTok広告は上記方法で設定を行えば、誰でも運用が可能ですので、是非やってみてください。
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