企業のサービスや商品のPRのための広告を出せるプラットフォームにはさまざまなものがありますが、Tik Tokも広告動画を出すことが可能で、TikTokの広告動画ならではのメリットもあります。
また、TikTokでは、ターゲティングによって興味を引きたいユーザーを細かく指定することが可能です。
この記事では、TikTok広告のメリットやターゲティングの種類について解説します。
TikTok広告の6つのメリット
TikTok広告のメリットは、次の6つです。
- 広告に興味を持ってもらいやすい
- AIアルゴリズムの精度が高い
- 投稿への反応から行動に結びつきやすい
- クリエイティブの作成が簡単
- 若年層には特にアプローチしやすい
- 少額からでも出稿できる
では、それぞれについて解説します。
1.広告に興味を持ってもらいやすい
TikTokのユーザーは動画視聴に明確な目的を持っていないため、何かしら面白い動画が目につくと興味を示しやすい傾向にあります。
そのため、広告に対しても鬱陶しいという印象を持たれにくく、しっかりと視聴してもらいやすくなります。
2.AIアルゴリズムの精度が高い
TikTokのAIアルゴリズムの精度は高く、ユーザーごとに最適なおすすめ動画を紹介しています。
たとえばユーザーがどのような動画を長く視聴したのかや、どのジャンルの動画にいいねを押したのかなど、細かく分析したうえでおすすめ動画を選定しています。
そしてこの高度なAIアルゴリズムは広告配信にも適用されるため、広告動画に対し興味を持ちやすいユーザーのおすすめ欄に表示させることが可能です。
3.投稿への反応から行動に結びつきやすい
TikTokの動画は、他のSNSよりも反応されやすいという特徴を持っています。
商品・サービスがTikTokの動画で紹介された場合、実際の購買行動につながりやすい傾向にあります。
4.クリエイティブの作成が簡単
YouTubeなどの広告用動画には、ある程度高度な編集スキルが求められるため、ややハードルが高い傾向にがあります。
それに対しTikTokは、動画用のテンプレートが豊富に用意されているため、動画作成のハードルが非常に低いです。
それゆえ、多くの広告動画を出すこともそれほど難しくありません。
5.若年層には特にアプローチしやすい
TikTokのユーザーの年齢層は、他のプラットフォームと比較して、10代~20代の比率が非常に高いです。
そのため、若年層向けの商品やサービスを提供している企業の場合、プロモーションがかなり有効となります。
さらにTikTokは、友達同士や個人で動画の撮影や編集を楽しむ文化が好まれているため、体験型のコンテンツとしてアプローチできる広告動画を出しやすいことも魅力です。
6.少額からでも出稿できる
TikTokは、セルフサーブの運用型広告メニューも提供しています。
そのため、「数日のみ」および「特定のターゲットのみ」といったスモールスタートが可能で、費用対効果を見つつ広告運用をおこなえます。
Tik Tok広告のターゲティングの種類
Tik Tok広告では、さまざまなターゲティングによって、動画を視聴して欲しいユーザーを絞ることが出来ます。
ターゲティングの種類は、次のとおりです。
- デモグラフィック属性
- ユーザー環境
- 興味&行動
- ユーザーリスト
では、それぞれについて解説していきます。
デモグラフィック属性
デモグラフィック属性とは、TikTokのユーザーを性別や年齢別などにわけたものです。
具体的には以下の項目があります。
- 性別:男性、女性を基にしたターゲティング
- 年齢:「13~17歳」「18~24歳」「25~34歳」「35~44歳」「45~54歳」「55歳以上」の年代別にターゲティング可能
- 地域(ロケーション):「国/地域」「地方/県」「地下鉄エリア」などでターゲティング
- 言語:ユーザーのアプリ言語設定を基にしたターゲティング
ユーザー環境
ユーザー環境とは、ユーザーがTikTokをどのような環境やデバイスから利用しているのかを分析したものです。
項目には、次のものがあります。
- 接続タイプ(通信環境):「Wi-Fi」「2G」「3G」「4G」でターゲティング
- OS:iOSもしくはAndroidのOSをターゲティングとして設定
- OSバージョン:ユーザーの利用端末のソフトウェアバージョンを基にしたターゲティング
- デバイスモデル:携帯電話キャリアを基にしたターゲティング
- キャリア:ユーザーのデバイス価格を基にしたターゲティング
興味&行動
- 興味関心:ユーザーの特定の興味との関係性の高さを基にしたターゲティング
- 行動:ユーザーのアプリ内での直近行動を基にしたターゲティングで、動画に対するインタラクション、クリエイターのフォローやプロフィール閲覧、指定したハッシュタグがついた動画の視聴などが基準
ユーザーリスト
- カスタムオーディエンス:自社サービスを既に認知しているユーザーにアプローチするターゲティング
- 類似オーディエンス:既存のユーザーと類似するユーザーにアプローチするターゲティングで、アルゴリズムが既存のユーザーの属性や趣味を学習し、類似するユーザーを特定
TikTok広告運用の6つのコツ
Tik Tok広告運用のコツは、次の6つです。
- コンバージョンが50件に達するまで辛抱する
- ターゲットを絞り過ぎない
- 9:16の縦長フルスクリーンサイズで制作する
- テンポの速い音楽を選ぶ
- 冒頭3秒でユーザーを惹きつける
- ユーザーに起こしてほしいアクションを明確にする
では、それぞれについて解説していきします。
1.コンバージョンが50件に達するまで辛抱する
コンバージョンが50件溜まるまでは、AIアルゴリズムの学習期間となっているため、必要なコンバージョンが溜まるまでは辛抱しましょう。
もし必要なコンバージョンが溜まらないと、学習フェーズが中断される可能性があり、この場合AIアルゴリズムが活きなくなってしまいます。
したがって、むやみやたらに予算やターゲット層を変更することは避けた方が良いでしょう。
2.ターゲットを絞り過ぎない
マーケティングにおいては、ターゲットを絞ることがセオリーとされています。
しかし、あまりにもターゲットを絞り過ぎてしまうと、配信量が減少してしまう可能性があります。
そのため、思い切りターゲットを絞るのではなく、オーディエンス分析の結果を踏まえたうえで、反応の良いターゲットを絞り込むと良いでしょう。
3.9:16の縦長フルスクリーンサイズで制作する
TikTok広告動画の効果を高めるには、縦長フルスクリーンサイズにすることがおすすめです。
実際に、横長広告の認知率が平均+18%だったのに対し、縦長全画面の場合は平均+63%の効果があったデータもあります。
これだけ大きな差が出るため、縦長フルスクリーンサイズを選ばないのは大損でしょう。
4.テンポの速い音楽を選ぶ
TikTokではアップテンポな音楽が好まれる傾向があるため、広告動画のBGMにもおすすめです。
具体的には、BPM120以上の曲が推奨されています。
ただし、必ずしも速いテンポの音楽を選ぶ必要があるというわけではないため、企業イメージや動画の雰囲気に合った音楽を優先すると良いでしょう。
5.冒頭3秒でユーザーを惹きつける
現代のネットユーザーは、コンテンツが有益かどうかの判断に要する時間が非常に短い傾向にあります。
そのためTikTokの広告動画でも、冒頭3秒でユーザーの興味を引かないと、簡単にフリックされてしまいがちです。
即座にユーザーの興味を引くためには、インパクトの大きい映像を使用したり、ターゲットとなるユーザーの好奇心をくすぐるような文言を使用したりするよう心がけましょう。
6.起こしてほしいアクションを明確にする
広告動画を出す目的は、ユーザーに何らかのアクションを起こしてもらうことです。
しかしユーザーは、起こしてほしいアクションが明確にされていない場合、何もせずに離脱してしまいがちです。
そうなってはもったいないため、「続きはURLをクリック!」「商品が気になる方はこちら」など、ユーザーが何をすべきかを広告動画内で必ず明確にしましょう。
TikTok広告の2つの注意点
TikTok広告には、次の2つの注意点があります。
- ユーザーサイズが1,000件必要
- 地域ごとのパフォーマンスが確認できない
では、それぞれについて解説します。
ユーザーサイズが1,000件必要
リターゲティングや購入者の類似などのカスタムオーディエンスを使用する場合は、ユーザーサイズが1,000件必要です。
したがって、いきなり年齢や性別などのユーザー属性を活かしたターゲティングをすることはできません。
地域ごとのパフォーマンスが確認できない
地域ごとのユーザーのアクティビティを確認できたら便利ですが、Tik Tok広告にはそのような機能は実装されていません。
そのため、地域ごとのパフォーマンスを確認した場合は、地域ごとに広告セットを分けましょう。
TikTokオンライン運用型広告の始め方〜登録方法
最後に、TikTokオンライン運用型広告の始め方について解説します。
手順1.アカウント開設
手順2.タグの設定
手順3.オーディエンスの作成
手順4.キャンペーン・広告グループ・広告の作成
手順5.キャンペーンの作成
手順6.広告のセットの作成
手順7.広告の作成
なお、こちらのリンクから登録が可能です。
7つの配信方式
- リーチ
- 動画視聴数
- トラフィック
- アプリインストール
- リード生成
- コミュニティインタラクション
- コンバージョン数
TikTok、BuzzVideo広告フォーマットと広告枠
- 9:16縦型動画
- 1:1スクエア動画
- 16:9横長動画
- 1200×628横長動画
- カルーセル(スクエア・横長画像)
Pangle広告枠と広告フォーマット
- リワードビデオ広告:アプリ内の報酬(スタミナ回復やアイテム開放など)と引き換えに視聴する全画面型の動画広告
- インターステイシャル動画広告:モバイルアプリを操作して画面が切り替わる際に表示される全画面型の動画広告
- ネイティブ広告:アプリにフィード(コンテンツ)の間に表示される広告
- ブレイアブル広告:アプリのコア機能(ゲームなど)をユーザーが体験できる広告
まとめ
Tik Tok広告は上手く活用することで、コストパフォーマンスを向上させたり、ユーザーの反応を良くしたりできます。
運用のハードルも低いため、いきなり広告運用に大きなコストをかけることに抵抗のある企業にはおすすめです。
ぜひTik Tok広告を活用してみてください。
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