Instagramに取り組んでみたものの、思うように集客できずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

  • 「運用開始前にインスタでの集客のコツを学んだけど、うまくできない」
  • 「何が原因なのかがわからない」

このような人は、改めてInstagramでの集客のポイントを見直しましょう。

この記事では、Instagramで集客できない5つの理由について解説します。そして、7つの対策方法や3つの注意点など、これから運用する際のポイントも紹介します。

インスタで集客できない5つの理由

Instagramロゴ

Instagramで集客できない理由は下記の5つが考えられます。

Instagramで集客できない理由5選
  1. 更新頻度が低すぎる
  2. 投稿内容がターゲットを意識したものになっていない
  3. 導線設計が上手くできていない
  4. ブランディングができていない
  5. 分析や効果検証を繰り返していない

どれもよくある理由ですので、1つずつ確認していきましょう。

 更新頻度が低すぎる

更新頻度が低すぎるとインスタでの集客はうまくいきません。なぜなら、最新情報を求めているアクティブユーザーが離脱する可能性が高いからです。

Instagramでは常にトレンドを求めて活用しているユーザーが多くいるため、投稿の更新頻度が少ないと、そのようなユーザーと定期的にコミュニケーションを取れなくなり、アカウントに関心を持たなくなります。

フォロワーや新規のユーザーに対して、定期的に投稿を続けるようにしましょう。

 投稿内容がターゲットを意識したものになっていない

定期的に投稿を続けていても、投稿内容がユーザーに関心を持ってもらわなければInstagramでの集客はうまくできません。

Instagram運用では、エンゲージメント率を高めることが重要なKPIの1つと言えます。

なぜなら、Instagram運用ではファンを作ることが重要ですので、ユーザーにいいね、コメント、ブックマークなどユーザーからアクションする状態を作ることが求められるからです。

そのため、エンゲージメント率を高めるために、もう一度ペルソナと投稿内容を確認することが大切です。

 導線設計が上手くできていない

ユーザーが投稿内容に関心を持ったとしても、売りたいサービスや商品への導線を作れていなければいけません。

Instagramで集客をすることには何かしらの目的があると思います。例えば、次のようなものがあります。

Instagramで集客する目的
  • 自社サイトの会員登録
  • 商品の購入
  • 実店舗への来店予約 など

そのため、投稿内容で関心を持ってもらった後にユーザーが次の行動を起こしやすいように導線を設計することは重要です。

 ブランディングができていない

ユーザーに関心を持ってもらい導線を作っていたとしても、アカウント自体に魅力がなければコンバージョンをさせることは難しいでしょう。

ユーザーに、「〇〇といえばこのアカウント」と思ってもらい、信頼を構築することでユーザーは商品の購入や実店舗への来店など最終的な行動にうつします。

そのため、ペルソナと自社の強みを明確にし、ユーザーにどのようなブランドだと思ってもらえるかを考える必要があります。

 分析や効果検証を繰り返していない

Instagramで集客ができない最後の理由は、分析や効果検証を繰り返していないことです。

自社で設定した目的と手段があっているかどうかを確認するために、日々分析をして効果を確かめる必要があります。

効果的なインスタ運用は、商材、時期、ユーザー層などさまざまな要因によって異なります。そのため、自社に最適化した運用は日々の分析と改善によってもたらされます。

Instagram公式の分析ツールや有料ツールを活用し、集客に繋げることが重要です。

 インスタ運用が上手くいかない人の特徴

上手くいかない人

Instagramで集客できない理由として、運用担当者のマインド面も大きく関係しています。Instagram運用でうまくいかない人のよくある特徴は次の3つです。

Instagram運用がうまくいかない人の特徴3選
  1. フォロワー増加が目的になってしまっている
  2. 顧客目線になれていない
  3. 結果をすぐに求めてしまう

今一度、3つの特徴を確認をしてみましょう。

 フォロワー増加が目的になってしまっている

Instagramだけでなく、SNSを運用する際に、フォロワー数が多ければ多いほど良いと思っている担当者が多くいます。

しかし、必ずしもフォロワー数が重要というわけではありません。

例えば、フォロワー数が10,000人で商品の購入率が1%の場合よりも、フォロワー数が3,000人で購入率が5%の方が、購入者は多いです。

そのため、Instagramを運用する上で、定めた目的にから逆算してKPIを設定することが重要といえます。

 顧客目線になれていない

企業の担当者としてInstagramを運用しているとどうしても顧客目線を忘れがちになります。顧客目線がなければユーザーの興味関心をひく投稿はできず、インスタでの集客はうまくいかないでしょう。

顧客目線がなければユーザーの興味関心をひく投稿はできず、インスタでの集客はうまくいかないでしょう。

例えば、次のようなポイントを確認してみると良いでしょう。

  • 投稿内容は専門用語を使いすぎていないか
  • 商品を売るための文言だけの投稿になっていないか

これらの項目を見ることで、少しでも読者の視点に立つことが重要です。

 結果をすぐに求めてしまう

Instagram集客でうまくできない原因は、結果をすぐに求めてしまうことにもあります。

初めてのSNS運用、Instagram運用を行うと思うように結果がでず焦ることも多いでしょう。そのため、十分な効果検証をする前に投稿の方向性を変えたり、導線を変えたりと、運用に一貫性がなくなることがあります。

Instagramだけでなく、SNSを運用し集客することは短期で結果は出ません。日々改善を繰り返しながら、長期的に継続して発信する必要があります。

 インスタの集客力を高めるための対策7選

対策をミーティングする

Instagramで集客ができない原因について解説しましたが、今後どのような対策をすれば良いのでしょうか?

ここではInstagramで集客ができていない状況に対して、7つの対策を解説します。

Instagram集客力を高めるための対策7選
  1. 更新頻度を上げる
  2. プロフィールを充実させる
  3. ユーザーにとって価値のある投稿をする
  4. 投稿に一貫性をもたせる
  5. 分かりやすい導線設計を行う
  6. インサイトを見て分析を行う
  7. フォロワーと交流する

上記7つの対策を行うことで、集客へ繋がるInstagram運用をすることができます。

更新頻度を上げる

更新頻度が低い人は、毎日投稿しましょう。少なくとも2日に1回は更新する必要があります。

更新頻度をあげることで次のような効果が期待できます。

  • 既存のフォロワーの信頼構築
  • 継続的な新規フォロワーの獲得

更新頻度をあげることの1番の理由は、既存のフォロワーとの信頼構築です。フォロワーは自社の商品購入など次の行動をとってくれる可能性の高い顧客ですので、更新頻度をあげコミュニケーションを取ることが重要です。

また、継続的に発信することで、新規フォロワーも増加していきます。

 プロフィールを充実させる

魅力的なプロフィールを作成することは、インスタ運用で重要です。なぜなら、最終的にフォローするかどうか、商品を購入するかどうかはプロフィール文から判断される可能性が高いからです。

そのため、次のようなプロフィールだと集客がうまくできない可能性が高まります。

  • 明らかにビジネス目的と思われる文章
  • 長文
  • 独自性がわからない

また、プロフィール文だけでなく、ハイライトも充実させることでユーザーが判断しやすくなるため、ハイライトも含めてプロフィールを充実させましょう。

 ユーザーにとって価値のある投稿をする

Instagramで集客する際に要となるのはユーザーにとって価値のある投稿なのかどうかです。

いくら更新頻度が高くても、価値のある投稿をしていなければ、興味を持ってもらえません。プロフィール欄を閲覧されずにスルーされてしまい、効果的な集客ができない可能性が高まります。

価値のある投稿かどうかは、次のポイントから考えると良いでしょう。

  • ペルソナにそった内容かどうか
  • 投稿のエンゲージメントを確認

ペルソナとはターゲットを細かく詳細に一人称にまで落とし込むことです。一人のユーザーに投稿を届けるつもりで作成することが重要となります。

 投稿に一貫性をもたせる

Instagramでの集客を最大化するには投稿内容に一貫性を持たせることがポイントです。

なぜなら、一貫性のある投稿は、どのような価値があるのかわかりやすくユーザーが興味を持つ可能性が高いからです。

ユーザーは、個人か企業かは関係なく、数多くあるアカウントから必要なアカウントを選定しています。

そのため、ユーザーが過去の投稿を見た際に、このアカウントがどのような価値を提供しているのか、すぐにわからなければフォローされずに終わってしまいます。

どのような価値を提供しているのかすぐに理解してもらうためにも、投稿内容に一貫性を持たせることは重要です。

 分かりやすい導線設計を行う

ユーザーが、投稿やプロフィール欄から興味を持ったらすぐにタップしやすくなるように、以下のような導線設計を行いましょう。

  • プロフィール欄にHPやECサイトのリンクをはる
  • ハイライトで期間限定情報を目立つようにする
  • 商品画像を投稿したら、購入先のリンクもはる など

ユーザーに少しでも手間がかかってしまうとすぐに離脱してしまうため、このような動線設計が必要となってきます。

一度、ユーザーの視点に立って考えてみましょう。

 インサイトを見て分析を行う

Instagram運用で日々の分析を行うことは非常に重要です。Instagram運用で何がゴールなのかを明確にし、それを達成するためのKPIを各投稿ごとに決め日々分析しましょう。

また、分析ツールとしては、次の2種類があります。

  • Meta社が提供している無料の「Instagramインサイト」
  • 有料ツール

インサイトだけでも十分ですが、より多機能な有料ツールを使用するとよりPDCAを回しやすくなるでしょう。

例えば、次のようなことは有料ツールでしかできません。

有料分析ツールでしかできないこと
  • 競合アカウントの分析
  • Instagram広告の分析
  • 複数アカウントの管理 など

分析ツールについて詳しくまとめた記事は「Instagram分析ツール9選!国内ツールを徹底比較!【2022年5月最新版】」で詳しく解説しています。

 フォロワーと交流する

Instagram運用ならではの対策としてフォロワーと積極的に交流することが重要です。

Instagramではユーザーと積極的にコミュニケーションするための、機能があります。

例えば、ストーリーとハイライトです。アンケートやクイズなどインスタならではのコミュニケーションが取れます。また、他のSNSでも見られますが、フィード投稿のコメント欄を通してコミュニケーションを取ることも忘れずに行いましょう。

 インスタ運用で活用したい機能

分析画面

Instagramで集客をする上で、次の機能を活用することが重要です。

活用したいインスタの機能
  1. ストーリー
  2. リール
  3. ハッシュタグ

ここからは上記3つの機能について、詳しく解説して行きます。

 ストーリー

Instagram運用で避けては通れない機能がストーリーです。ストーリーは24時間で消えるため、この特徴を活かした投稿がInstagramでの集客力を強くします。

例えば、クーポンをあえてストーリーにのせることで限定感を持たせるなどです。

 リール

ショート動画のリールもInstagram運用で活用したい機能の1つです。最大60秒までの動画を投稿することができ、ストーリーと比べてより多くのユーザーに配信可能なことが特徴です。

ストーリーよりも拡散力が強いため、認知目的の投稿で役に立つでしょう。

そのため、ここから商品購入までいかなくても、リールから興味を持ってもらいプロフィール欄に誘導し、投稿内容を見てもらうような工夫があると良いでしょう。

 ハッシュタグ

ハッシュタグはInstagramで集客する上で非常に重要です。

なぜなら、能動的なユーザーはハッシュタグで検索を行い、情報収集を行っているため、多くのユーザーに認知してもらうきっかけになるからです。

どれだけ、投稿に一貫性があり、ペルソナにささる投稿だったとしても広く認知してもらわなければ意味がありません。

また、認知だけでなく自社の独自のキャンペーンを広めるために独自のハッシュタグを設定するのも良いでしょう。

 インスタ集客における3つの注意点

やめるべき

Instagram運用で集客できない原因と対策について解説しましたが、最後に次の3つを確認した上で、運用内容を見直しましょう。

Instagram運用の3つの注意点
  1. 宣伝や売り込みばかりにならないようにする
  2. ユーザーとのやり取りは丁寧に行う
  3. そもそもInstagramに見込み顧客がいるのか確認しておく

3つの注意点をそれぞれ確認していきましょう。

 宣伝や売り込みばかりにならないようにする

忘れがちなのが宣伝や売り込みばかりしないようにすることです。

企業のアカウントを運営するので、最終的には宣伝や売り込みになります。しかし、あくまでSNS、Instagramでの運用は認知・集客をすることが目的です。

そのため、じっくり教育することで見込み客にすれば良いので、宣伝や売り込みばかりではなく、顧客目線にたった投稿をするようにしましょう。

 ユーザーとのやり取りは丁寧に行う

ユーザーとのやりとりは丁寧に行うことも注意しましょう。

フォロワーがある程度増えると多くのユーザーが反応するため、対応が雑になりがちです。しかし、ユーザーと丁寧に、継続的にコミュニケーションを取ることで見込み客になるため、対応が雑になることは避けましょう。

また、雑な対応はすぐに拡散されてしまうため、信頼を失わないためにも丁寧な対応が必要です。

 そもそもインスタに見込み顧客がいるのか確認しておく

最後は、そもそもInstagramに見込み客がいるのか確認することです。

Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなどさまざまなSNSが存在しています。それぞれのSNSには特徴があるため、ユーザー層やできる価値提供も変わってきます。

そのため、そもそも自社の商材がSNSごとに相性があるため、Instagramに見込み客がいるのかどうかは確認しましょう。

まとめ

Instagramでの集客がうまくできない理由について解説しました。

Instagramならではの特徴を理解し、継続的に発信し、改善することで自社に最適化された集客ができます。

ぜひ、本記事の原因と対策法を参考に、Instagram運用の集客を最大化してください。